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2006年10月27日

10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

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イベント名:KSMA 京都学生音楽コンテスト
日時:10月7日(土)
場所:平安神宮・岡崎
主催:第4回京都学生祭典実行委員会
http://www.ksma.jp/
レポートライター:清水佑亮(京都産業大学・3)
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京都学生祭典の中で行われ、今年で4回目の開催を迎えたKyoto Student Music Award。“京都発”の全国学生音楽コンテストである。年々認知度も高まり、今年の応募総数は過去最多の219団体。その中からハイレベルな予選を勝ち抜いた10組が本戦のステージへと臨んだ。

まずは昨年も出場した5ピースバンドRAdIO FLyERが、オープニングアクトとして大会に華を添える。そしていよいよ3時間に及ぶ戦いの火蓋が切って落とされた。

9ball
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

最初の登場は9ball。自分の気持ちや愛といったものをラップに乗せ、心地良いグルーヴで奏でていく。その暖かみのある歌声は非常に印象的だった。だが1曲目の途中で機材にトラブルが発生!しかしこれにも動揺せず(していたとは思うが 笑)、テンポのよいMCで会場を盛り上げた。突然の不運に見舞われこそしたが、非常に爽やかな印象を残して、9ballはそのステージを終えた。

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The Melody Bus
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いてはThe Melody Bus。柔らかいアコギのメロディが印象的な、これからの季節にピッタリな切ないバラード『秋風』を美しい高音で唄い上げた。Voのケンゴは多少風邪気味だったらしいが、哀愁を帯びたその声は、冬の始まりを告げる歌のイメージと相成って、個人的には非常に好印象だった。ケンゴは4日前に友人を亡くしたというコトだったが、その友人に捧げる素晴らしいステージとなった。

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そよかぜ
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

3組目はそよかぜ。膨らみのあるアコースティックサウンドと非常に美しいコーラスワークが素晴らしい。また時にパワフル、時に繊細なキーボードの音や、ギターの美しいアルペジオも印象的だった。また曲間にシャッターチャンスを用意し、観客を大いに盛り上げるなど、高いパフォーマンス性も見せてくれた。

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4steps add9
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いては4steps add9。近畿全域で活動している4ピースバンドだ。キラキラとして若さに満ちたポップチューン『虹花火』を披露。リズム隊に非常に安定感があり、サビの盛り上がりも素晴らしいものがあった。そして何よりも、「音楽を楽しむ」という気持ちがにじみ出ていて、非常に好印象だった。何年か後、今度は『大人』の感情を唄う彼らを見てみたいという気がした。

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鳥井沙樹子
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いては静岡大学に在学中の鳥井沙樹子が登場。当日は早朝の出発だったらしいが、その疲れを感じさせない伸びがあり、広がりを持った歌声を披露してくれた。特に高音域のキレには素晴らしいものがあった。会場の空気を和やかなものへと一変させる、素晴らしいステージングだった。

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BLACK SHEEP
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いてはBLACK SHEEP。人のリアルな内面を、良質のメロディに乗せた、メッセージ性の高い音楽を奏でていく。そして何より、力強く、感情をむき出しにしたVo武内玲奈の存在感は絶大だった。ビジュアル面やパフォーマンス性でも高いレベルを発揮し、非常にメリハリのあるステージを見せてくれた。

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美人娘II
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いては大阪・住吉商高に在学中の現役女子高生5人組バンド、美人娘IIが登場。高校生のリアルタイムな気持ちを綴った楽曲『べっぴんさん』を、キュートな関西弁で唄い上げる。そして何よりも、ビジュアルに負けないくらい完成度の高いその音は、「高校生バンドでしょ」と高をくくっていた私を、一瞬にして黙らせた。まさにカウンターパンチ(笑)。これからの活躍が非常に楽しみなバンドである。

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信政誠
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いては昨年も本選に出場した信政誠が登場。非常に高いレベルのギターテク、そして伸びがある、鳥肌の立つぐらいセクシーな歌声には素晴らしいものがあった。一瞬で空気を変えるその音の力は、とてもソロでの弾き語りとは思えなかったほどである。ストリートで磨いたその実力を遺憾なく発揮した、見事なステージングだった。

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musica musico
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

続いてはmusica musicoが登場。パーカッションの音色が印象的な楽曲『Sunny Garden』。その軽快なグルーヴは、夕暮れというロケーションともリンクして、観客の体を自然と揺らせていた。また2曲目に披露したメロウなナンバーも、Vo植埜友美の繊細な歌声とマッチして、非常に強い印象を残した。彼らはジャンルレスなそのサウンドで、会場に心地良い風を運んでくれた。


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smile
10/07 KSMA 京都学生音楽コンテスト

最後の登場は、昨年のKSMA準グランプリを受賞したsmile。2人の特徴的な声が合わさるその瞬間、誰にも作り出すコトのできないsmileの音楽が生まれる。その歌詞や音からは、2人の強い「メッセージ」がヒシヒシと伝わってくる。最後には観客総立ちで、大きな拍手が鳴り響いた。2人は「音楽は素晴らしい」というコトを再認識させてくれる素晴らしいステージを披露してくれた。


受賞結果は、以下の通り。

グランプリ — smile
2位 — 美人娘Ⅱ
3位 — musica musico

KSMA.jp賞 — smile
New Wave賞 — 美人娘Ⅱ
one×one賞 — 9ball

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Posted by ガクシン記者 at 20:13│Comments(0)学生イベント
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